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劇的に変わる航空機の運航(Next-Gen)

劇的に変わる航空機の運航(Next-Gen)

1.これまでは管制依存だった航空機だが、限界に達してきている

スカパーのナショナルジオグラフィックチャンネルで「メーデー!航空機事故の真実と真相」をシリーズで放送している(シーズン13まで、番外編も含めて全113話もある)。世界各地で起きた航空事故を検証する番組で、コックピットボイスレコーダーやフライトデータレコーダー 、目撃証言、実際の交信記録などに基づき、コックピットや客室、管制室などを実写で再現した映像や、飛行中の機体や事故の瞬間をCGで再現した映像、実際のニュース映像などをおりまぜて、目撃者、事故の生還者や犠牲者の遺族、NTSB(アメリカ国家運輸安全委員会)の主任調査官をはじめとする事故調査の担当者など(米国以外での事故の場合は発生国の調査官も)へのインタビューと、その解説によって構成されている。日本語版は第4シーズンまでと総集編スペシャルはナレーションのみ吹き替えで、その他の会話や証言は登場人物の話す原語に字幕をつけていたが、第3シーズン第3話(JAL123便事故)と第5シーズン以降は会話・証言なども全て吹き替えられる様になった。

aircraft-accident.gif


航空機の事故死者数(年平均500)は、車の事故死者数(年125万)の約1/2500だが、起こると多数の犠牲が出るので深刻だ。事故は些細な原因でも起こる。2000年7月25日、当時最高速で技術の粋を集めたエールフランスの超音速旅客機コンコルドが離陸直後炎上し、近くのホテルに墜落して全員死亡。原因は、直前に離陸した飛行機が滑走路に落とした小さなエンジンの金属部品で、未熟な修理によって脱落したものだった。離陸滑走中のコンコルドがその金属部品を踏んでしまい、タイヤがバーストして、その破片が燃料タンクを直撃し、タンク内に衝撃波が生じてタンクを破壊し、そこから漏れた燃料に引火したのだ。最近では、2010年11月4日、オーストラリアのカンタス航空A380(2階建ての巨大な最新鋭機)のエンジンが巡航中に爆発したが、その原因はロールスロイス製のエンジンの中にある小さなオイルパイプが、製造ミスで一部薄くなっていた事。電子制御モニターが大量にエラーを告げ、多くのシステムにダメージを与えた。パイロットのチームワークで、奇跡的に無事空港に着陸し、全員無事だった。他には、純正品では無い格安ボルトが使われていて、尾翼が飛んだ航空機も。大統領専用機にも使われていたそうで、そういう部品のブラックマーケットが取り締まわれた事も。エアカナダのB767は燃料切れでギムリー空軍基地に不時着したが、原因は燃料の体積を重量に換算する計算で,キログラムとポンドを間違った結果、必要な量の半分しか給油出来ておらず、しかも燃料計測のシステムは小さな部品のハンダ付け不良であった。管制官との応答で、聞き間違いで起こった事故もある。原因は多岐にわたり、事故が起こってから対策が採られる事が多い。想定外のことが多いからだろう。

航空機の事故は滅多に起こらないが、意外にもちょっとした事が原因でも起こる事がある。航空の自由化で格安航空会社が増え、大空港の離発着は急増し、管制業務が激務となっている。今後十年で航空路線を飛ぶ航空機は2倍になるとの予想もある。これまでの管制依存体制では、もう限界を超えてきていると言われる。それに対処するシステムは、2003年からスタートしている。間に合うのだろうか?

2.米国の次世代航空交通管理システム「NextGen」

NextGen(The Next Generation Air Transportation System、ネクストジェン)とは、次世代航空運輸システムの略称で、2025年までの軍を含む航空交通需要の急増を想定し、それに対応する総合計画の策定を目指すもの。構想の概要は2003年12月に制定された連邦航空法の改正条項に盛られ、必要な機器の開発などは進められてきたが、2008年11月ブッシュ大統領が運輸省を中心とする関係省庁の糾合を指示する大統領令を出した事で、マスコミにも取り上げられるようになった。具体的な計画内容は、航空管制をこれまでのレーダー・システムから、衛星システムに移行する事で、航空交通の容量増加と能率向上および安全性を高める事で、GPSを使用するADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast、同報的自動相互監視装置)の開発と実験がほぼ完成に近い段階まで進んでいる。ADS-Bは四次元機器と呼ばれる装置の1つで、GPSの情報を基に飛行中の航空機の位置を周辺の航空機の位置と併せて同時に表示する。航空機と地上施設とで同じ映像を視認して監視と管制を行う事で、これまでのような管制依存から脱却し、激務となっている管制業務を緩和し、安全な航空機の運用が図れる。米国とEUでは、既に一部の民間航空機にADS-Bを装備しており、それを地上との試験用に使用している。



航空路は円柱状をしていて、航空機同士がデータを通信し合い、航空機同士の間隔を制御する自動化も行われるようで、また可能な限り直線に近い空路を通るので、消費燃料を減らせる。空港での駐機状態もモニターに映し出され、離発着もかなり自動化されるようで、管制はその管理と監視にあたるようだ。日本の運輸省内でも次世代航空運輸システム共同計画開発局を設けている。この構想の世界的な実現のためには、特に空港がADS-Bを配備した施設を設けられるかどうかに掛かっている。日本では、首都圏空港の現代化が焦眉の問題であり、また日本全体の問題ともなっているようだ。
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