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America's Got Talentで優勝した蛯名健一、他

America's Got Talentで優勝した蛯名健一、他

●アメリカズ・ゴット・タレント2013年優勝の蛯名健一



蛯名 健一 (えびな けんいち、別名えびけん、1974年~) :日本出身の演出家、振付家、ダンスパフォーマー。1994年アメリカの大学に留学し、在学中に独学でダンスを始めた。卒業後、アルバイトでユダヤ人の成人式(バルミツバ)等で余興を演じたりしていた。2006年~2007年、かつてマイケル・ジャクソンも出場したことがあるニューヨークのアポロ・シアターで行なわれた『Apollo Amateur Night』で7回連続優勝し、年間優勝者となった。現在、世界各国各地で公演しているが、アメリカではダンス中でも拍手したり声援を挙げて一緒に盛り上がるが、日本はダンス中は静かで終わっても拍手程度で、日本では蛯名が出演したオーディション番組が放送されておらず、あまり知られていない。2013年米NBCネットワークで放送されたオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』のシーズン8に参加。シカゴの地方予選で映画『マトリックス』をモチーフにした演目を披露した。頭を浮かせる動きの技や、仰向けに寝た状態から起きる技など人間業とは思えないパフォーマンスを披露し、会場を大いに沸かせた。辛口で知られる番組の審査員も大絶賛の言葉で拍手し、最後は会場中の観客からスタンディングオベーションを受けた。放送直後、Youtubeに蛯名の出演映像がアップロードされると、約2か月でその動画の再生回数が1255万回を超えた。8月6日、背景の巨大スクリーンの映像と武術を取り入れたダンスを組み合わせて披露した。映像に出てきたキャラクターも全て彼自身が務めた。9月3日の準決勝では背景のスクリーンを鏡に見立て、自身と鏡に映った自身を組み合わせたダンスを披露し、9月10日のトップ12では愛、死、昇天を表現したダンスで決勝戦に進み、シーズン8優勝者となり、何と百万ドルを獲得し、世界的に有名なダンスパフォーマとなった。

●ブリテンズ・ゴット・タレント2012年優勝のアシュレイ&パッツィー(犬)



あのスーザンボイルを世に送り出した、英国オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント2012(Britain's Got Talent 2012)」の優勝ペアが、アシュレイ(16歳高校女学生)&パッツィー(6歳雄犬)。なんと決勝戦まで進み、優勝賞金50万ポンド(約6400万円)とロイヤル・ヴァラエティ・ショーで女王陛下の前で披露する権利を獲得した。犬と人間の絶妙のダンス、ここまで完璧なのは初めてと絶賛され、また犬のとぼけた顔も好評を博した。動物がこの番組で優勝したのはこれが始めてで、このペアは英国のみならず世界的に超有名犬となり、犬の自叙伝も出版され、子供向けのパッツィーベア・ダンスビデオまで作られた。後に、この犬を主人公とした劇場映画も制作された。

Britain's Got Talent Winner Pudsey Book Trailer(パッツィー本の予告編)



Pudsey and Pudsey - Children in Need 2012 - BBC One(パッツィーダンス)



Pudsey the Dog: The Movie (2015) Official Trailer(パッツィー映画の予告編)



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宇宙に果てはあるのか?

この宇宙に果てはあるのか?これまでこれを考えない人はあまりいない。しかし、これは未だに難問である。何故難問かは、順序を追っていくと理解出来る。

1.空間とは

ニュートンは、空間を3次元ユークリッド空間(3方向に無限に拡がる均質なもの)、物質から独立した空虚な容器のようなもの(絶対空間)、時間も独立して存在するもの(絶対時間)と考えてニュートン力学を確立した。これに対してアインシュタインは、その一般相対性理論で、空間とは絶対的なものではなく、質量(エネルギー)の存在により曲がったりねじれたりするもので、時間も空間と密接に関係しており、4次元リーマン空間(時空間)として記述し、重力は空間の歪みと考えらた。重力の源は質量であるので、空間は内部の物体とは無関係に存在する単なる容器(舞台)ではなく、内部の質量自体が空間の構造に影響を与えているので、空間も何かしらの実体(主役の一人)となった。

2.真空とは

かつて「物質が存在しない物理的空間」を真空と呼んだが、現在の物理学では真空の概念は複雑化している。電磁場、重力場、量子場(強い力と弱い力の場)、ヒッグス場など、一般の人々には不可解な「場」が空間には満ちていると説明される。電磁力と弱い力は電弱理論で統一的に説明出来た(ワインバーグ・サラム理論)。その後、理論物理学者はすべての力を統一しようと努力・格闘しているが(超弦理論もその候補)、そもそもその試みが成功するかはまだ判っていない。多くの人は、真空とはエネルギーや質量が存在しない状態であると思うだろうが、実際には、真空中の極微の世界では、物質と反物質が生まれては(対生成)ぶつかって消える(対消滅)事を繰り返す。これはエネルギーが変化している事を示し、「真空の揺らぎ」現象と呼ばれ、量子論で「真空の相転移」と言う。

*カシミール効果:真空とは「何もない空間」どころか負の粒子に満ちた世界で、この真空を「デイラックの海」と呼ぶ。真空には膨大な粒子が観測できない状態で詰まっている。粒子には質量があり、質量はエネルギーのひとつの形態だから、つまり真空は膨大なエネルギーの塊と言う事になる。非常に極微の世界では、正と負のエネルギーのせめぎあいが続いていて、その中から正と負の粒子のペアが現れては消えるという現象が実験的にも確認されている。極微の領域でも現実に計測可能な力が生じているのか?それを実験で確認したのが、カシミール効果。正確に平面に磨いた二枚の薄い板を極端に接近させ、その間隔が十分に小さくなると、2つの間に含まれる真空のゆらぎ(正と負のエネルギーのせめぎあい、電子と陽電子のように)のうち、間隔より短い波長のものしか入り込めなくなくなり、その結果、外側の方が圧力が強くなり、板は外から押されてわずかに間隔が狭くなる。この現象をカシミール効果と呼ぶ。

3.空間の膨張とは

1929年エドウィン・ハッブルは、銀河の中にあるセファイド変光星を観測し、銀河の赤方偏移(ドップラー効果で離れていく対象の光の波長が長くなり赤色に偏移する効果)と距離の間の法則、2つの銀河間の距離が大きくなるほど、互いに離れる相対速度も距離に比例して大きくなるというハッブルの法則を発見した。つまり宇宙は膨張している事が分かったのだ。この場合、見かけ上は銀河が遠くに去っているように見えるが、実際は銀河が存在する空間自体が膨張している事による。では、何故空間が膨張するのかが問題になった。

太陽のスペクトル(左)と比べ、遠方の超銀河団のスペクトル(右)では、フラウンホーファー線がより長波長側(赤い方)へシフトしている。

4.真空のエネルギーと空間の急膨張(インフレーション)

空間の膨張が判ると、時間を逆に遡っていけば、初期の宇宙は高密度かつ超高温だった事になる。これは1947年ジョージ・ガモフによって提唱され、後に「ビッグバン理論」と呼ばれた。1960年代、その根拠となる宇宙背景放射が観測され定説となる。しかし、何故ビッグバンが起こったかを説明する理論はなかった。このため、宇宙創生に「神の一撃」があったという宗教的神話がまだ信じられた時代であった。このビッグバン理論を科学的根拠で最初に説明したのは、1981年東京大学佐藤勝彦教授(私の卒業した丸亀高校の3年先輩)が提唱した「指数関数的宇宙膨張モデル(インフレーション理論)」である。同じ頃、米国アラン・グースも素粒子論の立場から同様の論文を発表したので、佐藤・グース理論とも呼ばれる。インフレーション理論は、138億年前の宇宙創生の10のマイナス36乗秒後~10のマイナス34乗秒後の間に、エネルギーの高い「高温の真空」の状態から、エネルギーの低い「低温の真空」に相転移し、保持されていた真空のエネルギーが熱(転移熱)となり、ビッグバンを引き起こしたと言う。佐藤・グースは「真空の相転移」をビッグバンに応用したのである。このインフレーション自体はほとんどの学者に受け入れられていて、現在その原因と決定的証拠を見つけようとしているが、おそらく見つかるのではないか。

inflation.jpg


(注:インフレーションが何故起きたのかは不明)佐藤・グースによるインフレーションのメカニズムの説明は、現在では主流ではなく、様々な仮説が出されている。当時の宇宙空間を満たし、インフレーションを起こしたものは、仮に「インフラトン」と呼んでいるが、その正体は未だに未解明。インフレーションがどれほど続くのかも判っていないし、更に宇宙空間全体でインフレーションが終了することはないだろうとの考えもある(永遠のインフレーション)。もしこの永遠のインフレーションが正しいとなれば、宇宙全体はとてつもなく大きい事になる。この場合、観測可能な宇宙の範囲は全体の塵のような存在という事になるが、まだ不明な仮説に過ぎない。多元宇宙説も仮説段階で、そのような仮説を全く認めない物理学者もいる。逆に、宇宙が膨張しすぎると、あらゆるものが破壊されると言う仮説を唱える学者もいる(ビッグリップ仮説)。

5.2回目の急膨張

宇宙空間はインフレーション以降も徐々に膨張し続けているが、米カリフォルニア大学バークリー校サウル・パールムッター教授、オーストラリア国立大学ブライアン・シュミット教授、米ジョン・ホプキンス大学アダム・リース教授らは、その膨張の勢いが宇宙に存在する物質の重力で衰えるどころか、逆に加速している観測結果を示した(2011年ノーベル物理学賞受賞)。この発見はIa型超新星と呼ばれる天体が鍵となった。Ia型超新星は白色矮星と呼ばれる星が爆発して明るく見える天体だが、ピーク時の明るさがどれも同じなので、地球からの見かけの明るさと比較する事で距離を測定出来る。こうして求められた距離と、天体の「赤方偏移」の測定値を組み合わせると、各時代の宇宙の膨張スピードが計算出来る。研究チームはこの原理を利用して、宇宙空間が加速的に膨張している観測的な証拠を見出したが、その結果、宇宙は66.2億年前に減速膨張から加速膨張へ移行した事が判明した。この原因については現在も未解明だ。

6.膨張空間に中心や端はあるのか

(1)宇宙の中心

大型望遠鏡での観測は飛躍的進歩を遂げ、宇宙空間の観測出来る限界にまで達しそうになっている。この意味では、宇宙空間は有限の球体(現在の推定半径は470億光年)のようで、観測地点である地球がその中心にあるように見える。しかし、そんな奇跡的な現象はあり得ないと考える学者がほとんどで、実際球体を膨らませて、その中の任意の点から離れた場所の膨張スピードを眺めると、どこ任意の点でも膨張の中心に見えてしまうので、中心が何処かは決められない。

(2)宇宙の形(ポアンカレ予想)

ポアンカレ予想とは、トポロジーの難問に近いが、簡単に言えば「宇宙の中の任意の一点から長いロープを結んだロケットが宇宙を一周して戻ってきて、ロープの両端を引っ張ってロープを全て回収できた場合、宇宙の形は概ね球体(ドーナツ型のような穴のある形ではない)と言えるのか」という問題だが、これを解く事で「宇宙の形」に迫れる。この数学的難問を解くのに100年を要した。これは、アメリカのクレイ数学研究所が指定した7つのミレニアム懸賞問題(百万ドルの懸賞金)の一つとなっていた。これを解決したのはロシア人超天才数学者グリゴリー・ペレルマン。2006年数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞に決まったが、かれはこれを辞退し、百万ドルの賞金も辞退している。数学会や米国科学界の体質に大きな不満があったらしいと言われているが、真相は不明(現在、病気の母親と山に住み、世間から隔絶した生活を送っている)。彼の功績から、宇宙は概ね球体である事が判った。

(3)宇宙の形(空間に描いた三角形の内角の和から考える)

2次元の平面では、三角形の内角の和は180度である。次に3次元の空間には、どのような形があるかの候補として、アインシュタイン方程式を宇宙原理(宇宙のあらゆる場所はどこも同じ姿をしている)を仮定をして解くと、

有限で閉じた空間:この場合は三角形の内角の和は180度を超える。
無限に広がる平坦な(曲率ゼロ)空間:この場合は三角形の内角の和は180度
無限に広がるが曲率がゼロでない空間(馬の鞍のような):この場合は三角形の内角の和は180度より少ない

の3つ解が得られる。しかし、これまでの観測結果からは、2の平坦な宇宙に近いとされる。しかし、無限に広がる空間だとすると、ビッグバン理論と矛盾する。これは宇宙原理を仮定して得られたもので、仮定が間違っている事もあり得るので、現実の宇宙が平坦だとしても大きさが無限であるとの確証にはならない可能性がある。結局、現在判っているのは「観測出来る範囲内では、ほぼ平坦に近い」だけだ。

(4)宇宙の境界を考える(宇宙の果ての謎)

他の空間があって、私達の宇宙と接している場合、境界が有り端があると言えるかもしれない。仮説としては、超弦理論のブライアン・グリーンのような「たとえれば、チーズのような空間が有り、その中に小さな宇宙がビッグバンで多数現れている」と説明すするものや、MITのマックステグマークのように「無限に広がる空間の一部に我々の宇宙が有り、他の宇宙は見えないし行くことも出来ない」とする説など、色々とある。つまるところ、何も判らないと言っても良いかもしれない。宇宙の中に閉じ込められている我々には、外から眺める事も出来ないので、果てとか端を論じても無意味となるのだろう。現在までの結論として「宇宙の果てはあるのかないのか不明、それを考えても意味がない」となろうか・・・超天才理論物理学者が出てくるまでは。

7.未解明の宇宙の謎は多い

前述の佐藤勝彦氏は「インフレーション理論は、その後COBE衛星やWMAP衛星による宇宙背景放射の観測で、宇宙に揺らぎのある事が証明され、インフレーション時の真空の揺らぎが裏付けされている。インフレーション理論を進めると、母宇宙がインフレーションを起こし、子宇宙を作るというマルチバースの可能性も考えられ、私達の宇宙とは因果関係のない別の宇宙が多数存在する事になる。しかし、宇宙は認識されるからこそ存在する。我々の宇宙の方程式もたまたまそうだったとしか言えなくなる。宇宙が多数あるなら、我々の宇宙の方程式を決めたのは誰なのか。これを追求すると、宇宙論は人間原理が出発点となる。また宇宙には、真空のエネルギーが残っていると言われている。今、もしかしたら第2のインフレーションが起こっているのかもしれない。それを追求していくと、目に見えない物質(ダークマターやダークエネルギー)などの解明が求められている。宇宙の研究はまだ解明されていない事が多い。知らない事を知るのが基礎科学の面白さ。これからの若い人達に期待する」と語る。

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劇的に変わる航空機の運航(Next-Gen)

劇的に変わる航空機の運航(Next-Gen)

1.これまでは管制依存だった航空機だが、限界に達してきている

スカパーのナショナルジオグラフィックチャンネルで「メーデー!航空機事故の真実と真相」をシリーズで放送している(シーズン13まで、番外編も含めて全113話もある)。世界各地で起きた航空事故を検証する番組で、コックピットボイスレコーダーやフライトデータレコーダー 、目撃証言、実際の交信記録などに基づき、コックピットや客室、管制室などを実写で再現した映像や、飛行中の機体や事故の瞬間をCGで再現した映像、実際のニュース映像などをおりまぜて、目撃者、事故の生還者や犠牲者の遺族、NTSB(アメリカ国家運輸安全委員会)の主任調査官をはじめとする事故調査の担当者など(米国以外での事故の場合は発生国の調査官も)へのインタビューと、その解説によって構成されている。日本語版は第4シーズンまでと総集編スペシャルはナレーションのみ吹き替えで、その他の会話や証言は登場人物の話す原語に字幕をつけていたが、第3シーズン第3話(JAL123便事故)と第5シーズン以降は会話・証言なども全て吹き替えられる様になった。

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航空機の事故死者数(年平均500)は、車の事故死者数(年125万)の約1/2500だが、起こると多数の犠牲が出るので深刻だ。事故は些細な原因でも起こる。2000年7月25日、当時最高速で技術の粋を集めたエールフランスの超音速旅客機コンコルドが離陸直後炎上し、近くのホテルに墜落して全員死亡。原因は、直前に離陸した飛行機が滑走路に落とした小さなエンジンの金属部品で、未熟な修理によって脱落したものだった。離陸滑走中のコンコルドがその金属部品を踏んでしまい、タイヤがバーストして、その破片が燃料タンクを直撃し、タンク内に衝撃波が生じてタンクを破壊し、そこから漏れた燃料に引火したのだ。最近では、2010年11月4日、オーストラリアのカンタス航空A380(2階建ての巨大な最新鋭機)のエンジンが巡航中に爆発したが、その原因はロールスロイス製のエンジンの中にある小さなオイルパイプが、製造ミスで一部薄くなっていた事。電子制御モニターが大量にエラーを告げ、多くのシステムにダメージを与えた。パイロットのチームワークで、奇跡的に無事空港に着陸し、全員無事だった。他には、純正品では無い格安ボルトが使われていて、尾翼が飛んだ航空機も。大統領専用機にも使われていたそうで、そういう部品のブラックマーケットが取り締まわれた事も。エアカナダのB767は燃料切れでギムリー空軍基地に不時着したが、原因は燃料の体積を重量に換算する計算で,キログラムとポンドを間違った結果、必要な量の半分しか給油出来ておらず、しかも燃料計測のシステムは小さな部品のハンダ付け不良であった。管制官との応答で、聞き間違いで起こった事故もある。原因は多岐にわたり、事故が起こってから対策が採られる事が多い。想定外のことが多いからだろう。

航空機の事故は滅多に起こらないが、意外にもちょっとした事が原因でも起こる事がある。航空の自由化で格安航空会社が増え、大空港の離発着は急増し、管制業務が激務となっている。今後十年で航空路線を飛ぶ航空機は2倍になるとの予想もある。これまでの管制依存体制では、もう限界を超えてきていると言われる。それに対処するシステムは、2003年からスタートしている。間に合うのだろうか?

2.米国の次世代航空交通管理システム「NextGen」

NextGen(The Next Generation Air Transportation System、ネクストジェン)とは、次世代航空運輸システムの略称で、2025年までの軍を含む航空交通需要の急増を想定し、それに対応する総合計画の策定を目指すもの。構想の概要は2003年12月に制定された連邦航空法の改正条項に盛られ、必要な機器の開発などは進められてきたが、2008年11月ブッシュ大統領が運輸省を中心とする関係省庁の糾合を指示する大統領令を出した事で、マスコミにも取り上げられるようになった。具体的な計画内容は、航空管制をこれまでのレーダー・システムから、衛星システムに移行する事で、航空交通の容量増加と能率向上および安全性を高める事で、GPSを使用するADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast、同報的自動相互監視装置)の開発と実験がほぼ完成に近い段階まで進んでいる。ADS-Bは四次元機器と呼ばれる装置の1つで、GPSの情報を基に飛行中の航空機の位置を周辺の航空機の位置と併せて同時に表示する。航空機と地上施設とで同じ映像を視認して監視と管制を行う事で、これまでのような管制依存から脱却し、激務となっている管制業務を緩和し、安全な航空機の運用が図れる。米国とEUでは、既に一部の民間航空機にADS-Bを装備しており、それを地上との試験用に使用している。



航空路は円柱状をしていて、航空機同士がデータを通信し合い、航空機同士の間隔を制御する自動化も行われるようで、また可能な限り直線に近い空路を通るので、消費燃料を減らせる。空港での駐機状態もモニターに映し出され、離発着もかなり自動化されるようで、管制はその管理と監視にあたるようだ。日本の運輸省内でも次世代航空運輸システム共同計画開発局を設けている。この構想の世界的な実現のためには、特に空港がADS-Bを配備した施設を設けられるかどうかに掛かっている。日本では、首都圏空港の現代化が焦眉の問題であり、また日本全体の問題ともなっているようだ。

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Windows10搭載の超小型スティックPC

Windows10搭載の超小型スティックPC

サイズ約11(幅)×3.8(奥行き)×1.45(高さ)cm、手のひらよりも遙かに小さい。ディスプレイやテレビのHDMI入力端子に接続するだけでWindowsパソコンになるスティックPC。Bluetoothキーボードなら無線で繋がる。モニター、大画面テレビ、会議室のプロジェクターに接続してプレゼンテーションに活用したり、ポケットに入れて旅行や出張先に気軽に持ち出し、ホテルの部屋に備え付けのテレビでメールをチェックする使い方も出来る。OSはWindows 10 HomeEditionで、使い慣れたさまざまなWindowsアプリケーションをそのままの形で利用することができる。一般的なデスクトップPCと同じWindowsを軽快に動作させるために最新の「Bay Trail-T」クアッドコアCPUを搭載。4つのコアによる並列処理効率により、スピーディーで快適な動作を実現。メインメモリも「2GB」を搭載し、インターネットの活用や動画の視聴はもちろん、文書作成などの日常用途にも十分な性能を発揮する。ストレージはハードディスクにくらべてアクセスが高速なeMMCを32GB内蔵。さらに大容量が必要な際には、最大128GB等のmicroSDXCカードを併用することも可能。通信機能には高速なIEEE 802.11 b/g/n対応の無線LANを搭載。

価格は送料込みで1万円ちょっと。消費電力は数Wしか食わない。スマートフォンからも操作できる。



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NASA、冥王星の地表を撮影した高精細画像を公開

米航空宇宙局(NASA)は12月10日(現地時間)、冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影した、冥王星の高解像度画像に低解像度のカラーを重ね合わせた画像を公開した。ニュー・ホライズンズは今年7月14日に冥王星のそばを通過(フライバイ)して観測を実施。現在も飛行を続けながら、観測データを送り続けている。地球と冥王星とは約48億kmも離れているため、通信速度やデータ量の問題から、これまでは探査機の中で圧縮された低解像度の画像が優先して送られてきていたが、今回ついに、高画質の画像が地球に届き始めた。公開された写真は、「スプートニク平原」と名付けられている地域から、その海岸線を経て、氷原に至る一帯を撮影したもので、多種多様なクレーターや山地、氷河などが鮮明写っている。この画像に写っている幅は約80kmで、1ピクセルあたり77~85mほどの解像度で撮影されている。

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(C) NASA/JHUAPL/SwRI

ニュー・ホライズンズ計画の主任研究員を務めるアラン・スターンは「これら新しい画像はとても高い解像度をもち、冥王星の地質学にとってすばらしい洞察を与えてくれます。息を呑まずにはいられません」とコメントしている。「金星や火星を最初に観測した探査機からはこれほど高い画質の画像は得られず、その後何十年も待たなくてはなりませんでした。ですが、私たちはニュー・ホライズンズが冥王星を接近観測してから、わずか5カ月でこの画像を手に入れることができました。これらの画像を使ってわかる科学的成果は計り知れないものになるでしょう」。スプートニク平原に広がる山地と海岸線。科学チームの一員であるジョン・スペンサーさんは「この画像は、大きな氷の塊が押され、乱された結果、これらの山々ができたのではないかという、私たちの推測を補強するものです」と語る。計画の地質学・物理学・イメージング・チームの副リーダーを務めるウィリアム・マッキノンさんは「クレーターを見ると、冥王星の凍った外皮が、ところどころで明確な層をもっていることを示しているように見えます。冥王星の深さを調査することは、地質学の時間を振り返ることになります。それは、私達が冥王星の地質学の歴史をつなぎ合わせることを助けてくれます」と語る。NASAによると、今後数日のうちに、同じ解像度で撮影されたほかの地域の画像も送られてくるという。これまでの分析で、冥王星にはクレーターが予想より少なかったことや、地下が活動している可能性があること、1時間あたり500トンもの大気(窒素イオン)が宇宙空間に流出していることなどが分かった。


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